2022/11/09
~当院の考え~
コロナウイルス感染に関しては子供たちの社会生活を脅かし精神的な影響や発達面の問題があります。身体面に関して、感染したとしても重症化することはまれですが死亡例も増えつつあります。
今回、あらためて乳幼児に対するコロナワクチンが開始され、接種を悩み検討されている方が多くいらっしゃるかもしれません。先日開始された5歳~11歳の小児用新型コロナワクチン接種はオミクロン株を含め重症化を40~80%程度防ぎ、副反応はあるものの非重篤なものがほとんどです。
現段階で乳幼児コロナワクチンはオミクロン株を含め重症化を70%程度防ぎ、副反応はあるものの非重篤なものが98%です。副反応の多くは患部の痛みや熱で20%弱に認められました。mRNAワクチンという種類はDNAに直接影響を及ぼすものでないため将来的な影響が出る可能性は少ないとされています。
社会的な意味合いとして家族内の感染を防ぎ、教育・社会・経済的な影響を防ぐことは重要なため、基本的に周囲の人がワクチン接種することを優先してください。
接種する際は児にもパンフレットなど用いて説明し意思を尊重しつつ決定してください。任意のワクチン接種であり、保護者の努力義務はありますが暴れるお子さんに無理に接種することはできません。またほかの患者さんもいるため、接種までに長時間かかってしまう場合はお待ちいただくかキャンセルさせていただくこともあります。
最後にわたくし個人の意見としましては、他の定期の予防接種などと比べ必ず接種した方がよいとは考えておりません。乳児に関しては定期接種を優先し、そのうえでご希望があれば接種させていただくという考えです。気になることがありましたら接種前にご来院いただき相談していただければ幸いです。よろしくお願いいたします。
令和4年11月5日
医療法人悠有会 鈴木クリニック 小児科 鈴木悠介
令和4年11月5日
医療法人悠有会 鈴木クリニック 小児科
鈴木悠介
※参照:小児科学会のホームページ
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=466
http://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=451
(外部サイトが開きます)